チュードル パイロットダイブFXD、この新作は買う価値があるか?
チュードル パイロットダイブFXD、この新作は買う価値があるか?
最近のウォッチシーンで最もホットな時計といえば、間違いなくダイビングウォッチが挙げられるでしょう。 1950年代から近代的なプロ用ダイバーズウォッチを製造してきたTUDORは、この分野でも高い実績を残しており、「パイロット・ダイバー」はまさにその代表格といえるでしょう。 2015年にブランド初の自社製ムーブメントを搭載した「パイロット・ダイバー」を発表した後、TUDORは今年11月初旬に新モデルを発表するまで、「左利き用」モデルを1本だけコレクションに加えました。 先日、新モデル「パイロットダイバーFXD」を手に入れましたので、その内容をご紹介しましょう。 (モデル:M25707B/21-0001)
動作中の時計です。
TUDORがフランス海軍のフロッグマン特殊部隊「ユーバーコマンドー」と共同開発した「パイロットダイバーFXD」は、水中での活動に必要な数々の技術要件を満たし、ダイバーのために設計されたモデルです。
FXDは、通常のパイロットダイバーと比較して、いくつかの点で改良が加えられています。 ケースは一塊のチタンから削り出され、全面サテン仕上げでより重厚感のある仕上がりになっています。 文字盤の直径は42mm、厚さは12.75mmで、かなり快適です。
現在市販されている多くのダイビングウォッチは逆回転防止ベゼルを備えていますが、「パイロットダイバーFXD」は、「水中潜水」という任務に就くフロッグマン特殊部隊特有のニーズに応えるため、60分逆目盛りの両方向回転ベゼルを備え、連続したセグメントでの水中潜水を可能にしました。
この時計は、Ref.9401からインスピレーションを受け、それをベースに現代的なアレンジを加えています。 ネイビーブルーの文字盤は、海軍の実際の使用頻度を考慮し、3時位置の日付窓を廃止して文字盤の一体感を保ったシンプルなデザインです。また、6時位置の文字表記を5行から4行に減らし、文字盤外周もシンプルにして目を引く仕上がりです。
また、チュードルの特徴である雪の結晶の針とスクエアインデックスを採用し、高い認知度を誇っています。
アワーマーカー、針、ベゼルには、暗闇の水中でも正確な時刻を読み取ることができるホワイトスーパールミノバが塗布されています。
裏蓋に目を向けると、「M.N.21」(Marinenationale 2021)の文字とともにフランス海軍のロゴが刻まれており、TUDORとフランス海軍の切っても切れない関係を象徴しています。 内部にはクロノメーター認定のオリジナル自動巻きムーブメントTUDOR MT5602を搭載し、約70時間のパワーリザーブを実現しています。 新しい「パイロットダイブFXD」は、従来の500m防水から200m防水になりましたが、フランス海軍はTUDORとのパートナーシップにより、200m防水を要求している経緯があります。
ネイビーブルーのポリエチレン製ブレスレットの中央にグレーのストライプを施した、フランス海軍の伝統的な編み込みストラップを装着しています。 時計名の “FXD “は、ケースにある “D “の形をしたストラップバーのことで、非常に丈夫なだけでなく、さまざまな体型の着用者のニーズに合わせて、幅広い手首サイズに対応する柔軟性も備えています。 さらに、織り模様とチタン製バックルで装飾されたネイビーブルーのラバーストラップも付属し、よりスタイリッシュに仕上がっています。
ラバーストラップバージョン
結論:新しいパイロット・ウォッチFXDは、数十年ぶりにTUDORとフランス海軍のコラボレーションが実現し、深く根付いた歴史に新たな息吹を吹き込みました。